なまくらどもの記録 ver.2

読了記録(節操無しエンタメ系)

2007年度に私が見たアニメベスト3

 最初の数回は見ていないのに、こんなにはまりこむとは予想もしませんでした。なんといっても、記憶に障害があるため、十三時間しか記憶を保持できないという設定が、ものすごくたくさんのことを考えさせてくれました。千尋は十二歳の時にそういう障害になり、その後は十三時間しか記憶を保持できないため、たくさんのことをメモして思い返して、必死で記憶している。そんな彼女が「恋愛」できるのか?というストーリー。ラストはどうなるかということよりは、途中の葛藤がものすごく楽しかったし、考えさせてくれました。実写で見てみたい。

 こんなに短期間に何回も繰り返しみた作品は少ないかと。BGMに最適でした。特に初回は素晴らしい。だんだんペースは落ちてきたような気はするけど、それでも作画もらく保った。安心しておすすめできる作品でした。スタッフの愛が詰まっているのが感じられました。

 NHKがまたやってくれました!予告では、あまり好みの絵柄じゃないなあと思っていたのですが、オープニング、初回であの「電脳」描写にやられ、普通のこどもたちの生活がたまらなく楽しかった。ラスト近くでは、「痛み」と「現実」、「何を大切なものとするか」について考えました。やっぱり、私はラストのお母さんの対応があまりに画一的すぎて、納得できないのですが(どう考えても、ヤサコの大切なものを見ようとしていないように思える。見ようとしてから言ってほしかった)、でもアニメではオバァとかオジィとかの「いい大人」もいるからいっか……。お父さんも会員だし(笑)。これも愛ある作品でした。
 これはもう、来年予定のテレパシー少女蘭には期待してしまいますね!マンガ版は大好きなので期待です。