読了本
- 「“本の姫”は謳う〈3〉 (C・NOVELSファンタジア)」「文字」を集めるアンガスと<本の姫>パートと、天国のようなところにいる天使?みたいな存在だけどけっこうえぐい状況のアゼザルパートが交互にでてくるという構成。やっと二つのパートがかかわってきたところです。読み始めると前の話を覚えてないなあと思うのですが、読んでいるとはまり、終わるころにはつ、次の巻!といいたくなっている自分がいる。
この台詞のシーンがものすごくよかった。こういう展開は好きではないのだが、それを上回る力があった。あと、やっぱりセラのお嬢様口調がどうしても嫌。世界にそぐわないと思う。なんとかしてくれ〜。
「腹一杯、蒸しパンを喰う!」
クロウ「“本の姫”は謳う〈3〉 (C・NOVELSファンタジア)」(多崎礼・中央公論新社C Novels Fantasia)p212より
- 「トリック・ソルヴァーズ―哀しみの校歌 (トクマ・ノベルズEdge)」「霧舎学園」のような学園推理もの。しゃべりかたがライトベルらしく芝居がかっていた。
- 「ようこそ無目的室へ! (HJ文庫)」無目的室という部屋に集まる「無目的部」の部員たち。そこで話された内容は他言無用。それぞれの理由からその部屋に集まる彼ら。「氷菓 (角川文庫)」から始まる「古典部」ぽい雰囲気の日常の謎ものです。けっこう面白かった。一篇一篇が短いのがいいですね。キャラクターはあまりはっきりしてないけど、日常の謎好きなら面白いかも。
「……やや誇張を含む」
黄瓦公「ようこそ無目的室へ! (HJ文庫)」(在原竹広・ホビージャパンHJ文庫)p178より
- 「ステージママの分際で! 1 (クイーンズコミックス)」夫の借金にあえいでいる作家の妻が、息子のステージママとなってしまう話。軽く楽しく読めました。子役ものは基本大好きなので楽しかった。