2009-02-07 読了本 読書 「太陽の坐る場所」一年に一度の高校の同窓会に、女優の「キョウコ」は今年も現れない。彼らは、高校時代、彼らに君臨していた響子のことを思い出す。かつての同級生が、それぞれの今と昔を語る。表紙から予想していた話とはだいぶ違っていた。かーなーりどろどろな人間関係でした。支配する者と支配されるもの。力を誇るもの。ステイタスのためなら努力をおしまないもの。そんな人たちが辛い目に逢っていく話でした。最後はばらばらになってしまうのが、なんかむなしいなあ。辻村深月さんらしい展開もありましたが、こういう話は私は好みではなかったので、ちょっと残念でした。