読了本
- 「警視庁幽霊係 (ノン・ノベル)」「幽霊係」の柏木は、今日も今日とて、幽霊に聞き込みに回らされる。ちょっと変わった霊感を持つ、気のいい柏木はいつも貧乏くじばかり……というわけでもないけど、胃が痛くなることが多い。コミカルなミステリとして面白かった。ホラーではないです。けっこう悪なひとがでてきてそれが意外だった。結花との関係は次第に変わっていくのかなあ。次の巻も楽しみ。
「でも、あたしにとって柏木さんって、そういう感じだから。お兄さんで、お父さんで、先生で、友だち。でも恋人じゃないの」
結花「警視庁幽霊係 (ノン・ノベル)」(天野頌子・祥伝社ノン・ノベル)p194より
- 「死神の逆位置(リバース) (集英社スーパーファンタジー文庫―占い師SAKI)」美貌の大学生、早希(男)は占いができる。今回は、「呪いのタロットカード」を求めて山中へ。なんと、和久くんがでてこない!代わりにコニタンが大活躍でした。前科あっても警察官ってなれるのかなあ……。お嬢様の正体には驚きましたです。しかし、ラストの短編は、かなり境界線ですな……きっと和久ファンサービスなんだろう。
「占いもタロットカードも、人を幸せにするためにあるんだから、不幸になんてするはずがない。そんなのは本来の目的からはずれている。そうだろう?」
早希「死神の逆位置(リバース) (集英社スーパーファンタジー文庫―占い師SAKI)」(七穂美也子・集英社スーパーファンタジー文庫)p212より
- 「闇はあやなし―地獄の花嫁がやってきた (コバルト文庫)」結婚のために夜這に出向いたのに、人外のものがでてきてそれどころじゃなくなった暁信。彼は、非常時に並外れた身体能力を発揮する「特技」があった。彼のそれを見てしまった地獄の姫君ヤミーは彼を気に入ってしまって!?これは、真ヒロインはあっちなの?ヤミーじゃなんかものたりないよね?ね?*1ヘタレ代表!みたいな暁信くんが突然かっこよくなるギャップが面白かった。けっこう乳兄弟もダメ男くんみたいだし(笑)。
- 「女神さまと私 1 (フラワーコミックススペシャル)」エジプト猫を大事にしている彼女は、考古学が大嫌いだけれど……。波津彬子さんの新作。うんうん、なんかよいよねー、おっとりしたこの空気は。
- 「レディメイド・クラウン 1 (Flex Comix フレア)」学園でちょっと「えらそう」な彼女の正体は?いまんとこ、Flex Comixの中では一番面白かった。
- 「宇宙家族ノベヤマ 2 (ビッグコミックス)」完結巻。
*1:既にツンしてないから