読了本
- 「神去なあなあ日常」林業の研修生としていきなり山に連行、村に監禁されてしまった勇気。最初は渋々だったけれど、季節が移り変わるにつれ、好きな人もできて、次第に神去の生活にはまっていく。最近、ヘタレ青年が不満な状況にぶちこまれて更生？していく、という話をよく読む気がするけれど、これもその類の作品のひとつ。（なんでか女性がなることはないなぁ。ヘタレ女って言わないからか）ひと季節ずつが一章で描かれていて、それぞれの季節の山の景色や風物が勇気の視点が魅力的に描かれていた。ばぁちゃんと幼児と犬がサイコー。
- 「ティー・パーティー古都を行く―八幡高校超常研報告 (講談社X文庫―ティーンズハート)」超常研のメンバーは京都行の車中で奇妙な連中に出会う。それから、またしても奇妙な化け物たちにつきまとわれて？今度は学校を飛び出して、京都へレッツゴーな巻。新キャラクターの神無月恭一郎はもっと嫌味な奴なのかと思っていたのだが、意外と可愛らしいキャラだった。でも、これからしばらくでないとは……なんかもったいない。まつりもちょっとひかれているみたいだったのが気になるところ。
- 「今夜は夢にてティー・パーティー―八幡高校超常研報告 (講談社X文庫―ティーンズハート)」一ヶ月間の寮生活で楽しく過ごしていたまつりたちだが、最近変な夢を見ることが多い。その上、ランとの間にレズ疑惑がかけられて？百合方面がこっから加速？夢に乱入してくるところがどたばたのこのシリーズぽいなあと思いました。このシリーズは、主人公のまつりと転校生でまつり大好きなラン、超能力者の栄さんと超常現象研究会会長（栄さんの彼）の四人がメインのどたばたSFコメディシリーズです。ラストではシリアスになるらしいけど。
