読了本

• 「金の王と銀の許婚 -神の眠る国の物語- (B’s‐LOG文庫)」資金不足のため、パールとの結婚を先延ばしにしたところに、他国の王子がやってきて、金にあかせた求婚をしはじめた。怒りを隠せないアレンは、彼に勝負を持ちかける！アレン、ぶち切れた……いやそれ、あんた負けたらどーすんの……しかも代わりに得られるものすくなっ。相手がまだ学習する生き物だったからよかったものの、学習しない生き物でしょーもない手（暗殺とか毒とか）を使う人だったらどーすんのよ……。つか、こんな迷惑なことしないでくれ〜（笑）。とてもコレを旅に出す王の頭がいいとは思えない。詫びになんかすごい報酬よこすんならまだわかるけど。初めからちゃんと育ててください。ほんとに。

　うーん、どうもこのシリーズは王道まっしぐらで登場人物がみんなけっこうまっこう勝負な感じですよね。おかげであまり頭使わなくていいけど、こればっかりだとさすがに飽きそう。中学生ぐらいが読むとはまるかもしれないきらきらした世界の話です。大人は頭使いたくないときに読みましょう。さくっと読めてさくっと読み終われる。そしておいしいとこ持ってくのはかならずウラル（笑）。ウラルはもう別格で好かれるべきだし好きなキャラクターです。読むのであれば前シリーズから読むことをおすすめします。

「どこにもいない、幻の騎士。勇気と叡智に溢れ、明るくて優しくて……素晴らしい騎士だったわ」
シーナ「金の王と銀の許婚 -神の眠る国の物語- (B’s‐LOG文庫)」（剛しいら・エンターブレインビーズログ文庫）p153より