読了本

• 「“文学少女”と恋する挿話集 2 (ファミ通文庫)」森ちゃんの彼氏＆ななせのターン。こ、これは……私の好みではなかったけど、書き下ろしの彼氏の話はよかったな。外からみた"文学少女"という感じで。ななせは結局……だったけど、恋をして良かったと思います。彼女の血に肉になっていると思います。

「恋をしろよ！　文学少女！」
「“文学少女”と恋する挿話集 2 (ファミ通文庫)」（野村美月・エンターブレインファミ通文庫）p338より

• 「八王国記〈1〉月夜姫 (トクマ・ノベルズEdge)」古代日本と朝鮮半島の小国が舞台。二つの国にそれぞれいる、女装の少年輝夜と男装の少女日月の二人はうり双つだった。ある技により出会うはずのない二人は出会い、水を通して会話をすることができた。日月は小さな村で鍛冶の仕事をしていたが、ある日身に覚えのない罪を着せられてしまう。ファンタジーというよりは、伝奇なイメージ。この時代の話はあまりないので希少価値はありますが、んー、面白いかというとどうかなー。微妙。日月がもうちょっと違う性格だと、違うように思えたかも。しかし、この作者の描く登場人物の下品さはなんとかならないのか。

「大根の切り口みたいな顔だ。しごく愛らしい」
ムリョク「八王国記〈1〉月夜姫 (トクマ・ノベルズEdge)」（麻木未穂・徳間書店ノベルズEdge）p361より