読了本
- 「ログ・ホライズン (4) ゲームの終わり (下)」MMORPGの世界に閉じ込められた冒険者たち。なんとかすさんだ雰囲気が解消され、いい方向に向かいつつあるアキバだったが、魔物たちの大発生で……。生きているだけが「生きている」ことじゃない!という気持ちがあふれていました。シロたんはそこまで腹ぐろ扱いか……ちょっとふびん。そして陰でやっちまいましたね……ぐふ。「奇跡」のその後がよかったっす。RPGに全く興味がない人が楽しめるかはわかりませんが、やったことがある人は面白いのではないかと思います。
つまりそれは敵の撃破という「文」を戦闘という「文章」に仕立てるということ。そして戦闘という「文章」を戦術という「物語」に再構築しながら、それを「読む」ということに他ならない」
「ログ・ホライズン (4) ゲームの終わり (下)」(橙乃ほまれ・エンターブレイン)p231より
- 「悪魔が来たりて恋を知る (一迅社文庫アイリス)」夢魔と人間の混血で、できそこないの夢魔であるミアリは、聖騎士ユーシウスの元に誘惑するように使わされた。しかし、できそこないであるがために、ユーシウスにさっそくモロばれ。しかし、けなげなミアリの姿に……。カタブツ騎士というと「黄金の魔女が棲む森 (トクマ・ノベルズ)」を思い出しますが、ミアリは全く世間ずれしていないので、その点が大違いでした。ちょっとファンタジー要素がいまいち私に合わなかった。