読了本
- 「わたしと男子と思春期妄想の彼女たち 4 リア充ですが何か? (ファミ通文庫)」男子たちの「妄想女子」が見えるようになった中学生、あすみの学園ラブコメ。前までの巻とはかなり色を変え、あすみがかなり女の子らしく、告白されて悩みまくる巻でした。まあ、これで完結なのでしかたないか。前巻までの、あすみのある意味おっさん的なセクハラっぷりが好きだったので、その点ではちょっと残念でしたが、男子二人ががんばったところがよかった。女の子好きな人におすすめです。次回作に期待!
「なんか違うんだ。言葉では言い表せないけど、なんか違う。それだと微妙にみんなが幸せじゃないと思う」
あすみ「わたしと男子と思春期妄想の彼女たち 4 リア充ですが何か? (ファミ通文庫)」(やのゆい・エンターブレインファミ通文庫)p192より
- 「花競べ 向嶋なずな屋繁盛記 (講談社文庫)」江戸の町を彩る花の種や苗を商う「なずな屋」を舞台とした話。「実さえ花さえ」の文庫化。読んでいて、本当に私の好みどストライク!「人情過ぎない」「戦わない」江戸ものです。家族の情もあり、昔の恋あり、陰謀あり、それを乗り越える手段とか、考慮を繰り返すところとか。もういろいろと楽しすぎる。「八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)」シリーズが好きな人は気に入るんじゃないかなあ。おすすめです!