読了本

• 「珠華繚乱―異国からの使者 (ルルル文庫)」隣国の王子とすっかりらぶらぶなおてんば王女様が周りをぶんぶん振りまわすシリーズ。今回は、ちょっと誤解している別の国の皇子がやってきた、という話。設定はわりとゆるめだけど、主人公が可愛いので可。あまり頭を使わないで読めます。悪役がオレ悪役！と宣言しているのでわかりやすい構図。やっぱり珠国の面々が愛いすぎる〜。なんだその同盟、みたいなものをつくっちまったりするところが。こういう悪ふざけ、妹大好き兄／父親が好きな人は面白いかも。

• 「シフト〈1〉世界はクリアを待っている (電撃文庫)」MMORPGのようなファンタジー世界のリザードマン（とかげ人間）が主人公。彼は過去を隠しつつ、平和に暮らしていたが、過去に因縁のある人物が「国」をつくりはじめたと聞き、恐怖を隠せなかった。現実世界では中高生の皆さんのうち、限られた者が眠るとその世界に「シフト」する。その世界では治安も何もない状態で……という設定。怪物と言えるような外見だから殺していいんじゃね？というところから、展開していくようだ。分厚いけどすらすら読めた。最初はハーレムものなのかなと思っていたけど、とちゅうから人間は敵、のようになってきた。これからどうするのかなー。うえお久光さんなので一筋縄ではいかない展開になることを期待。しかし、三章ではヒロインがどうなるのかと思ってどきどきしたよ。