読了本

• 「名門桜樹学園　男クラ！ (徳間文庫)」何の手違いか、受験者の下から20名を合格にしてしまった名門校。彼らをまとめて一クラスにして「男クラ」は誕生した。新学期から男子しかいないと男クラの面々は不満たらたら。うーん、ちょっと中途半端な終わりすぎやしませんか……？女装させられる男子はけっこう面白かったけど。

• 「さよなら片思い (MIRA文庫)」経験のないまま、30歳の誕生日を迎えたエミリー。ボスのアダムにずっと憧れていたが、地味な自分に自信が持てないままだった。夜に職場で泣いていたところをアダムに見つかり、酒の力を借りて思わず「誰でもいいから」と口走ってしまった。アダムは「そんなことなら僕がその役を引き受ける」と……それは本当？あー、こーゆー展開好きじゃー。ちょっとした感謝と好意ぐらいしかもっていなかったアダムが、彼女と旅行をすることによって気持ちが変化しているのに、それに気づかないエミリーがアダムへの気持ちを押さえながらも自信がついて、綺麗になっていく様子が……たまらんです（笑）。アダムが食事に誘われたエミリーの邪魔しにいくくだりには、もう、応援したくて……いけいけ！アダム！心残りだったのは、アダムの弟がこの展開に絡んでこなかったこと。ぜひともエミリーのこと好きになってほしかったわ……くっ。濃厚めなのでそのあたりが苦手な人をお気をつけて。

• 「asin:4337187545:title」山人のおじいちゃんは、山で起きた不思議なことを相談するととても力になってくれる。不思議なことが起きる短編集。「山人奇談録」の続編。「蟲師」のような出来事が、現代の中学生の彼女の目から語られます。ショコはすごいなあ……。そういうの好きならおすすめ。あまり児童書ぽくはないです。