「銀月のソルトレージュ〈4〉扉なき仮宿 (富士見ファンタジア文庫)」前巻から二年後。ジネットは列車で旅を続けていた。そこで出会ったのは、ソルという名の少年。彼は、ある「気配」を宿していて、二年前までの記憶がないという。彼の正体は？ううーん、こ…

「魍魎の都 姫様、出番ですよ (講談社X文庫―ホワイトハート)」貴族の姫君、諾子は魍魎うずまく京の都で猫のみかけのもののけと一緒に暮らしている。一ヶ月前に出会った青年とおもわぬところで再会したその場で、人が死んだ。疑われてしまう諾子はいきどおり…

間違えてこの日の分消してしまった……。

「影の棲む城〈上〉 (創元推理文庫)」「影の棲む城〈下〉 (創元推理文庫)」前作「チャリオンの影 上 (創元推理文庫)」「チャリオンの影 下 (創元推理文庫)」の後、女王の母であるイスタは、辺境の城砦に囲われていることに耐えられなくなり、わずかな手勢と…

「押入れのちよ」短編集。表題作はさすがに面白かったけど、他はひねりがないなあと思った。こういうのがみんな好きなのかしら。私には薄味過ぎる。ホラー風味の短編は読むことができなく、結局全てを読むことはできなくて、音を上げた。 「はいなるあんさー…

今日のひとりごとに読書感想を追加。 「となりのウチナーンチュ」沖縄に引っ越してきた少女は、根っからのウチナーンチュ（沖縄人）と隣の部屋に。お互いにちょっと困った父親との二人暮らしということもあり、おそるおそる仲良くなっていく。沖縄好きがこう…

私は今、二つの図書館に通っていて、A図書館では10冊、B図書館では6冊くらいを毎回借りている。それが私の読書量の半分以上を占める。どちらもインターネット予約でできるので便利。 A図書館……ライトノベルも豊富。人気図書は予約が膨大。 B図書館……ライトノ…

1月スタートの新番組チェックが終了。 気に入ったのは「PERSONA -trinity soul-」。三人兄弟というだけで萌え（笑）。ペルソナ３が原作ということですが、今のところまったく影がないなぁ。まあいいんですけど。ペルソナシリーズは、女神転生シリーズとは違…

「片耳うさぎ」田舎の親戚の豪邸に居候している一家の少女が、親がいない家で（親戚はいるけど）一人なのでゆううつになっていたところ、クラスメイトの姉が、泊まってあげると言い出した。古いもの好きなその子は、家の探検を始めてしまい……。おお、楽しい…

「四方を統べる神―ドラル国戦史〈1〉 (ハヤカワ文庫FT)」四人の兄弟姉妹神に守護された国、ドラル国は他国の侵略もなく、鉄器も発明されず、のんびりと貨幣もない文明を築いていた。しかし、邪悪な存在がドラル国を襲うという予見のもと、兄弟姉妹神はそれぞ…

「ミスフィットの秘密 (ルルル文庫)」非適合者（ミスフィット）とは、超能力者のこと。人類文明が、ある災害のために滅びに瀕し、生き残った人々はひとつの宗教のもと、かつての文明を否定しようとしていた。そこへ生まれたミスフィットたちは処罰の対象とな…

「蛍の行方―お鳥見女房」将軍様のお鳥見役として仕える夫を持つ妻が、夫が行方不明でも毎日を明るく生きる話。家には居候の子どもがうじゃうじゃしていて、それが楽しいです。夫救出作戦はなくてもこのシリーズは面白そうなので、そーゆー陰謀ネタはなしを希…

・「流血女神伝シリーズ」（須賀しのぶ・集英社コバルト文庫） 【07下期ラノベ投票/既存/9784086010900】 八年に渡ってつづられた、「流血女神伝」シリーズが完結。神と人の話、にしては神の分量が（特に初期は）少な目でしたが、人が生きる世界の話、そして…

・「暴風ガールズファイト」１〜２巻（佐々原史緒・エンターブレインファミ通文庫） 【07下期ラノベ投票/新規/9784757739192】 ファンタジーで一見コメディでもなかなかしっかりとした作品を生み出してきた佐々原史緒さんの新作は、熱血ラクロス部の話。淑女…

2007年下半期ライトノベルサイト杯に参加。 2007年上半期の参加エントリはこちら。 うーん、今期はちょっと不作かなあ。ライトノベルから外れたものばかり読んでいたのもあると思いますが。 新規作品は、「暴風ガールズファイト」と「ドラゴンキラーシリーズ…

「千年の時をこえて (エンタティーン倶楽部)」人気のない神社で見た「幽霊」。彼は千年前の少年？和歌で解決する安楽椅子探偵もの。ラストはちょっとどうにかなんないのーと思った。意識だけずっと年を重ねてて、本体は生きていたとかありだよね？ね？死の情…

「修道女エミリー―鉄球姫エミリー第二幕 (集英社スーパーダッシュ文庫)」鉄球姫と呼ばれる妾腹の姫が、修道院入りした後の話。鉄球姫に憧れる少年が、護衛のためにエミリーの元を訪れたが、すげなく追い返されそうになり、意地になって戦いを申し込むと、さ…

対象本を読み終わりそうかと思ったら、図書館で借りた本がまだ残ってた……しまった……。 「螺鈿迷宮」なぜか図書館で借りられていなかった。海堂尊さんの本は、たいてい予約でいっぱいなので珍しい。今回は、「チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シ…

「鉄球姫エミリー (鉄球姫エミリーシリーズ) (スーパーダッシュ文庫)」鉄球姫と呼ばれる妾腹の姫は、争いを避けるため、少ない手勢とだけでひっそりと暮らしていた。しかし、そこに暗殺者がやってくる。鉄球姫が、言うことはとことん下品なんだけど本質的に…

桜庭一樹さん、直木賞受賞おめでとうございます。これでしばらく、図書館の予約がうまること間違いなしだな……。

2007年下半期ライトノベルサイト杯の候補作で購入済みのものは、あと五冊！今週中に読もうっと。 「黒耀姫君 -はじまりのゆき- (B’s‐LOG文庫)」村の外れで占い師の養い子として育ったミケェヌは、兄のようにして育ったシオンに守られ、村の人にいじめられな…

「伯爵と妖精 紅の騎士に願うならば (伯爵と妖精シリーズ) (コバルト文庫)」婚約式も無事終わり、順調に結婚へ進み始めた二人。しかし、リディアの母の故郷から、リディアの婚約者と名乗る男性がやってきたことから、また妖精がらみの騒動が始まる。チェンジ…

「ドラゴンキラー売ります (C・NOVELSファンタジア)」新人さんのシリーズ三作目にしてシリーズ最終巻。アルマを追って、三度追ってがやってきた。今度のドラゴンキラーの人数に、ココたちは逃げることを決めるが、先制され、アルマを奪われてしまう。半ば禁…

今日のひとりごとに読書感想追加。 「狼と香辛料 (6) (電撃文庫)」キャラクター設定以外のファンタジー要素がない、経済と主役二人の軽口を楽しむ小説。これは、個人的にはライトノベルだとは思っていません。相変わらずの二人です。仲良くても、必ず一線は…

「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」南空さんがLと一緒に解決した？NYの事件の話。随所の軽口が、西尾維新らしい。竜崎、怪しい……。 「パラケルススの娘〈7〉ラーオ博士のサーカス (MF文庫J)」ロンドンにやってきたちょっとあやしいサ…

「“文学少女”と月花を孕く水妖 (ファミ通文庫)」遠子先輩が、何者かに拉致された、という電報を受け取った心葉。放っておこう、と決めたその矢先に、自らも拉致され、到着したのは別荘地。そこで彼を待っていたのは、八十年前に起きた惨劇と同じ舞台？最終話…

「お鳥見女房 (新潮文庫)」江戸時代、鷹匠などの鳥を司る役目、「お鳥見」には、裏の役目もあるのではないかと疑っている「お鳥見」の娘であり女房である女性が、困難を解決するシリーズらしい。こどもたちの楽しそうな空気が気持ちよかった。 「荒野の恋〈…

「暴風ガールズファイト 2 (ファミ通文庫)」女子高の熱血ラクロス部の話。１巻が面白かったのだけど、２巻もよかった。なんとか部員を集めきった彼ら。初めての公式戦の結果は……。やっぱり試合は燃えますね〜。よかった。真っ正面から青春だけど泥臭くはない…

「竜の歌い手 (ハヤカワ文庫SF―パーンの竜騎士)」前作の最後、苦難の末に竪琴師ノ主工舎へやってきたメノリ。女の子たちには嫌われて迫害され、師たちには冷たく対応されるが、仲良くなった友達もできて……。ぎゃふーん！やっぱり学園モノはもりあがりますね…

「竜の歌 (ハヤカワ文庫SF―パーンの竜騎士)」厳しい環境、親の元で、しかし好きな音楽を自由に作らせてもらって育った少女が、師匠の死により、音楽を失った状態で日々を過ごしていくのに耐えられなくなっていく。そんなときに見つけた可愛らしい生き物とは……